イチジクの高級品種「ビオレソリエス(Viollette de sollies)」は古くからフランスで有名な黒イチジクで、日本では極わずかな生産者しか栽培しておらず「幻の黒イチジク」と呼ばれます。また、日本で通常流通しているイチジクよりも小ぶりで皮が黒く、甘みが強く美味なため高級で、“フルーツ界のブラックダイヤモンド”とも言われています。シェフや食通が注目する食材のひとつです。
石川県では宝達志水町(ほうだつしみずちょう)押水地区(おしみずちく)でほんの数件の農家さんが栽培をしています。希少性とその美味しさとで、発売されてすぐ完売するほどの人気で、金沢市内でもミシュラン星付きのフレンチレストランや日本料理店、最高峰パティスリーで使用されています。今夏、低温が続き、出荷が例年よりも1週間から10日ほど遅れはしたものの、10月に入って昼夜の温度差が大きく例年に比べ甘みが増したと思われます。
森山ナポリでは、この黒イチジクを4種類のチーズのピザ(クアトロフォルマッジ)にのせました。小ぶりで繊細な果肉から溢れ出す果汁は蜂蜜のように贅沢で品のある甘さなので、ゴルゴンゾーラチーズに蜂蜜をかけるような感覚でこの黒イチジクを添えています。チーズも贅沢に、スイス産グリュイエール、モッツァレラチーズ、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノを使用しており、リッチなおいしさに仕上げました。焼き上げると馥郁たる香りが立ちのぼり鼻腔をくすぐります。凝縮した黒イチジクの甘さが調和し、思わず目尻が下がるおいしさです。森山ナポリ自慢のもっちりした生地とも好相性。